損害保険会社の社員だからという理由でガン保険の加入を断ることは問題ではないでしょうか?
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私は損害保険会社に勤務する39歳のサラリーマンです。40歳を手前にして、身近にもチラホラとガンに罹患する人が出てきたことから、健康なうちにガン保険に加入しようと思い、2015年3月3日にAIG富士生命という生命保険会社のガン保険に申し込みました。
健康上の問題はないため、申込書と告知書にはありのままの身体状況と職業の告知をしたところ、数日後に「申込書コピーと告知書コピーとご契約のしおり、約款」が自宅に送付されてきました。
ところが、3月18日になって突然、申し込みをした代理店経由で「損害保険会社の人間だからガン保険には加入できませんとAIG富士生命に言われてしまいました」という連絡を受けました。
私の勤務している損害保険会社ではガン保険は売っていませんが、同じく第三分野保険(所得補償保険)を扱っています。しかし、生命保険会社の人間は加入させません、という規定は一切ありませんし、むしろ同業種の引受を積極的に行っているくらいです。
AIG富士生命の理屈で言うならば、「海外旅行に行くので海外旅行傷害保険にはいりたいです。ちなみに勤務先はAIG富士生命です」と言ったとたんに、「AIG富士生命の社員なんですか?それでは当社の海外旅行傷害保険にはお入りいただくことはできません」と言われるということです。
もしくは、新車を購入したので自動車保険に入りたいのに、AIG富士生命の社員だから当社ではおはいりいただけません、と断られるのと同じロジックです。
これは、職業差別ではないでしょうか?もしくは業界差別?
規定でそうなっていますから、という屁理屈には1ミリも納得感が有りません。
ガンの病歴があったり、反社会的勢力の構成員だから加入を断る、ということであればまだ理解できますが、ご契約のしおりにも重要事項等説明書にも、告知書の説明にも、損害保険会社社員はガン保険に入れないとは一言も書いてありません。
このような引受制限は許されるものなのでしょうか?
あまりにも差別的な扱いを受けて、どうすれば良いのかわからず書き込みをさせていただきました。
法的にみて問題がない行為なのかどうか、教えていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。