頚髄損傷者の傷害被害の素因減額について

私は頚髄不全損傷で障害者手帳二級です。
車椅子で外出時に野放し犬に襲われ転倒し、障害が悪化しました。
ほぼベッド寝たきり状態で利き手が辛うじて動く程度になってしまい、車椅子にも自力で乗れなくなりました。排泄排尿や生殖器機能も発生し。医師からは頚髄不全損傷と診断されました。
先日、加害者側保険屋から連絡があり、「トータルの賠償額はまだ確定しませんが、元々障害をもっているので素因減額します。」と言われました。

・素因減額とは何か詳しく教えて下さい。こちらに何も落ち度はないのにこんな身体にされて、損害賠償額を減額されるというのは納得できません。

・頚髄損傷者(障害者)は素因減額されてしまうものなのでしょうか?障害者だからと素因減額されるのは納得できません。

・頚髄損傷者(障害者)は素因減額されるとどのくらいの割合を引かれてしまうのでしょうか?保険屋が支払い額を抑えるために都合よく持ちだしているような気がしてなりません。

まともに動かない手でスマホで必死に検索してしらべてみましたがよくわかりませんでした。宜しくお願いいたします。



2014年03月06日 18時22分

みんなの回答

緒方 剛
緒方 剛 弁護士
ありがとう
ご質問に分かる範囲にてお答えします。

・素因減額とは何か詳しく教えて下さい。
→素因減額という表現は,被害者のもともと有していた何らかの要因で,事故そのものによる傷害の程度が(要因がない人に比べて)大きくなってしまった場合に,その要因が結果としての現在の症状等に寄与した割合を減額するという意味です。

・頚髄損傷者(障害者)は素因減額されてしまうものなのでしょうか?障害者だからと素因減額されるのは納得できません。
→障害者だから減額ということではありませんが,元々の身体の状態(症状もしくは障害)が,現在の症状にどの程度影響を及ぼしているかで,検討すべき問題と思います。
 一般には,元々の障害等が現在の症状に影響を与えていれば,減額となることが多いです。
・頚髄損傷者(障害者)は素因減額されるとどのくらいの割合を引かれてしまうのでしょうか?
→ どの程度もともとの障害が現在の症状に寄与(影響を与えている)しているかということで判断がなされますので,必ずどの程度の割合になるというものではありません。
 主治医の先生がおられれば,どの程度の影響があるか,ご意見を聞かれてみてはどうかと思います。

 保険会社は,自社の理論で,減額になる要素があれば,しっかりと主張をしてきますので,逆に言えばその考えがおかしいということをあなたの立場でもしっかりと主張していくことが必要となります。
 お聞きする範囲では,あなたの症状は随分と悪化したものと受け止めますので,できれば弁護士に依頼して対応を求められることが望ましい(最終的に良い解決につながる)と思います。お近くに弁護士がおられましたら,いろいろご相談にのってもらえますよ。

 大変だと思いますが,頑張って下さい。

2014年03月07日 09時42分

相談者
回答ありがとうございます。

今回の受傷では今までなかった症状(○印)も出ております。
○常時の頭痛・めまい・吐き気
○呼吸機能(筋)の低下
○発汗機能低下
○生殖器機能障害
感覚麻痺の範囲の拡大
巧緻性の低下(握力約10→1kg)
上肢下肢の筋力低下
腹筋背筋の筋力の低下
痙性の増悪
○PTSD(倒れて動けないところを顔面を噛まれそうになった)

脊髄神経が再生しないのであれば、前回の受傷とは別の神経細胞が損傷したと考えられるので、素因減額は関係ないのではと考えてみたのですがどうなのでしょう?

またPTSDは身体的要因ではないのに素因減額されてしまうのでしょうか?

2014年03月07日 21時24分

緒方 剛
緒方 剛 弁護士
ベストアンサー
ありがとう
詳細な症状をご教示いただき,ありがとうございます。

原告として,請求を行い,相手方からご指摘のような素因減額の主張が出た案件
(その事案では,片目に障害があったところ,もう片方の目が見えなくなった事案)
では,素因減額について激しく争った結果,裁判所から,素因減額をするとしても,
その範囲を大きく制限をするという和解案を出してもらい,
和解にて解決をしました。

あなたご自身の話についていえば,従前の障害とは異なる部位や内容の障害が新たに発生したものとして,素因減額を可能な限りさせない方向で主張・立証する必要があると思います。

判断そのものは,裁判官が行うものですので,この場で必ずこうなるとの判断はできません(裁判官によって判断が異なる事案と思います)。
素因減額が必ずされるか否かは,証拠資料を全て検討した上での判断が必要ですので,確実にこのようになるとは言えないのです。

また,素因に関しては単純に判断はできません。一般論として素因があれば減額されることが多いですが,必ずこうなるとの判断はできません。
示談解決をしようとすれば,現在の相手方の請求を受け入れる必要がでてくると思います。

このため,結論として言えば,裁判上で,あなたご自身の主張をしっかりと出していくことが必要だと思います(もちろん弁護士の手を借りて)。

なので,相手の主張に負けずに,しっかりと争っていくことが,現在あなたに必要とされる手続かと思います。

なお,今の段階から,弁護士に対応を求めてよいと思いますが。
弁護士がつくとつかないとで,相手方の対応は大きく変わります。

弁護士ごとで対応範囲が異なりますが,あなたの現在の状態であれば(着手金後払い,や出張して面談してもらうなど)柔軟に対応してもらえる弁護士は必ずいますので,是非頑張って下さい!

2014年03月12日 15時19分

相談者
まとまりのない質問にも丁寧な回答ありがとうございます。

方向性が見えてきたので、気がすこし楽になりました。

近場で対応してくださる弁護士さんを見つけたいと思います。

2014年03月12日 15時44分

この投稿は、2014年03月06日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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