盗撮目的での住居侵入の量刑等(複数回・初犯)について

公開日: 相談日:2022年07月26日
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【相談の背景】
知人が以下のような犯罪で起訴されています。(初犯です。)
知人は、勤務先の更衣室で同僚のロッカーを漁り、女性職員の家のカギがあったため、鍵番号を控え、合鍵を作製し、女性職員の不在を狙って合鍵を使用して女性宅に侵入した。
女性宅にスパイカメラ(録画機能なし)を設置し、女性職員が在宅している時間に女性宅周辺でライブ動画を見ていた。
(シフト勤務の職場のため、更衣室や女性宅に在・不在となるタイミングをある程度知っていた。)
室内を物色し、使用済みの下着を物色するなどの行為も行っていた模様。
室内の家具の位置がずれているのに気が付いた女性職員の通報で捜査、逮捕、起訴された。
同様の行為を他の1名にも行っており、逮捕、起訴後、追起訴され、現在も勾留中。
他にもスマホ等に盗撮画像等が残されており、余罪がある。(起訴は上の2件のみと思われます。)
被害者との示談は進んでいない。(示談の見込みは立っていない。)
住居侵入罪の併合罪がおもな罪名となるのかと思いますが、迷惑防止条例違反、窃盗でもあり、計画的な犯行であり、かなり悪質と考えられます。

【質問1】
量刑について、どの程度を予想されますか。

【質問2】
執行猶予の可能性はあると思われますか。

1168340さんの相談

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    【質問1】

    量刑について、どの程度を予想されますか。
    懲役1年6ヶ月~2年6ヶ月程度だと思われます。

    【質問2】

    執行猶予の可能性はあると思われますか。
    個別の事情がよくわかりませんが、可能性はあるでしょう。示談が成立すればその可能性は高くなると思います。
    参考にしていただければ幸いです。

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    これが懲役1年執行猶予4年です。

    ■28292356
    長野地方裁判所
    令和3年(わ)第30号/令和3年(わ)第32号
    令和03年06月10日
    (量刑の理由)
     本件は、被告人が盗撮用カメラを設置し回収するため、被害者方に2度侵入したという住居侵入2件の事案である。
     被告人は、同僚である被害者の裸を見たいという性的欲求を充足させるため本件各犯行に及んでおり、その動機は身勝手であって酌量の余地はない。また、被告人は、カメラを用意し設置の練習をし、当直表により被害者の不在を見計らうなどして侵入しており、計画的である上、被害者に対する好意や性的関心から約2年前に入手した合鍵を利用して10回以上被害者方に侵入した旨や同様の性的関心・手段で他の同僚ら方へも侵入した旨自認しているなど、常習的な面も否定しがたい。被害者は、被告人が何度も自宅に侵入していたことを知り、とにかく気持ち悪く思い、被告人を許す気も謝罪や示談を受けるつもりもないとして、厳しい処罰感情を抱いている。結果は軽くない。被告人は、少年の更生に携わる少年鑑別所職員であったのに、本件各犯行に及んで社会からの信頼を損なっており、強い非難を免れない。
     このほか、被告人は判示第2の犯行について嫌疑がかかっていると知ると合鍵や盗撮用カメラ等を破壊ないし廃棄する罪証隠滅行為に及んでおり、犯行後の情状も芳しくない。
     これらによれば、被告人の刑事責任は軽くない。
     しかしながら、他方、被告人が本件各犯行を早期に認めて反省・後悔し、職場の上司などに謝罪文を送ったり、被害者に対し謝罪及び被害弁償を行おうとし、これを拒まれたことから40万円を贖罪寄付するなどして、反省を行動で示そうとするとともに、性依存症との観点から今後通院治療を行う意思をもっていること、被告人の母親が公判に出廷し、被告人を同居させ、今後の通院治療等について協力する旨誓っており、親族もその立ち直りに協力する旨書面で述べていることなどの酌むべき事情もある。また、職場を懲戒解雇されたり、離婚されて妻子と別れるなどの社会的な制裁も受けている。
     これらの事情を考慮し、被告人については主文の刑に処して責任を明確にした上、やや長い執行猶予期間を付して、社会内で更生を図らせるのが相当と判断した。
     (裁判官 荒井智也)

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    鐘ケ江 啓司 弁護士

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    2人ということと示談が出来ていないことからすれば実刑の可能性も否定できないですが、上記にあるような弁護活動を尽くせば執行猶予がつく可能性も十分あると思います。

  • 相談者 1168340さん

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    住居侵入の法定刑は3年以下、窃盗は10年以下(未遂の場合は5年以下)、迷惑防止条例違反は1年以下と思いますが、今回の場合、量刑の上限はどのように考えるのでしょうか。
    主となる罪は住居侵入で、3年の併合罪が基本となりますか。
    併せて教えていただけると幸いです。

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    鐘ケ江 啓司 弁護士

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    窃盗があるので、10年の長期が基本になるでしょう。
    最も重い罪について定めた刑の長期が基準になります(刑法47条)。
    住居侵入+窃盗+迷惑行為防止条例違反2件なら懲役は15年以下までです。

    ただ、このあたりは公訴事実がわからないので、
    弁護人でないと正確な回答はできないと思います。

    併合罪
    (併合罪)
    第四十五条 確定裁判を経ていない二個以上の罪を併合罪とする。ある罪について禁錮以上の刑に処する確定裁判があったときは、その罪とその裁判が確定する前に犯した罪とに限り、併合罪とする。
    (併科の制限)
    第四十六条 併合罪のうちの一個の罪について死刑に処するときは、他の刑を科さない。ただし、没収は、この限りでない。
    2 併合罪のうちの一個の罪について無期の懲役又は禁錮に処するときも、他の刑を科さない。ただし、罰金、科料及び没収は、この限りでない。
    (有期の懲役及び禁錮の加重)
    第四十七条 併合罪のうちの二個以上の罪について有期の懲役又は禁錮に処するときは、その最も重い罪について定めた刑の長期にその二分の一を加えたものを長期とする。ただし、それぞれの罪について定めた刑の長期の合計を超えることはできない。

  • 相談者 1168340さん

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    谷川先生、鐘ヶ江先生、大変ありがとうございました。
    大変参考になりました。

この投稿は、2022年07月時点の情報です。
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