大学での停学と留年処分の撤回要求について

公開日: 相談日:2014年04月22日
  • 1弁護士
  • 2回答

長男(20歳)が大学1年の仏語の期末試験でカンニングを行い、
2週間の停学処分を受けました。
仏語を含めて、計4科目で単位を落とし、留年となりました。
この大学の規則で、3単位以上落とすと留年で、留年の場合には
すべての科目の単位が取り消され、ゼロから同じ授業の単位を
修得する必要があります。
大学側からは、カンニング事件の詳細に関して一切の説明もありません。
4科目のうち、化学の試験は
カンニング事件後の取り調べを受けた直後であったために、
平常心で試験を受けられなかったそうです。
保護者である親の同席なく、あたかも犯罪者のような取り調べ
を無断で行い、カンニング事件の詳細に関して当事者からの
説明がないのは、納得しがたいです。
仏語の試験監督であった、N村T子という人は、4月から
別の大学に転職しており、私が直接説明を受けようと連絡
を取ろうとしても、転職先の大学と長男の在籍する大学の両方から
拒否されています。
長男の話では、カンニングはしておらず、試験勉強のために
用意していたペーパーが、たまたまハンカチに紛れていて、
ぜんそく気味のためにハンカチを表に出していたところ、
試験監督に注意されて、片付けようとした際に、そのペーパーが
露出してしまいました。そのことがカンニング行為とみなされて
厳罰に処せられたようです。
私は証拠物件であるそのペーパーをまだ見せてもらっていません。
この大学は、1年間の学費が445万円です。
長男の行った行為が、世間一般でカンニング行為とみなされるものなのか、
親や弁護士を同席させないで行った事情聴取に、違法性がないのか、
裁判や調停で、停学懲戒処分の取り消しと、再試験実施の要求を
できないか、弁護士の皆様にアドバイスを頂きたく、
この文章を書きました。尚、無料法律相談はすでに3か所で行いました。
残念ながら、私の期待しているような助言は頂けませんでした。
停学留年処分を撤回させるための可能な助言がありましたら
宜しくお願いします。

247136さんの相談

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    保護者である親の同席なく、あたかも犯罪者のような取り調べを無断で行い、カンニング事件の詳細に関して当事者からの説明がないのは、納得しがたい

     お気持ちは理解できます。
     しかし、大学は、試験の実施、不正の発見・監督、その調査、対象者の処分に関して広い裁量があると思われます。大学が定めた方法により調査、聞き取りが行われた場合に、その方法が社会通念上相当の範囲を逸脱するようなものでない限り適法といえると思われます。
     今回、本人から事情を聞く手続を行なっており、その意見の信憑性なども、カンニングペーパーの確認や試験監督からの事情聴取などから確認していると思われ、そこまでは手続に特段違法な点はないように思われます。
     しかし、その後、本人が不満な処分があり、保護者側も異議を唱えているのですから、その意見を聞いたり、カンニングペーパーと思われるものの確認や試験監督からの事情聴取(これが無理ならその聴取内容の報告)がなされての異議申告の機会が与えられるべきではないかと思われます。
     行為の状況からすると、カンニングを疑われても仕方ないように思われますが、カンニングペーパーと思われるものが本当にそれと思えるものなのか、試験監督が見た際そのペーパーを見ているのを現認していたのか、そのペーパーを隠して置いている状況があったのかなどを確認したいところです。処分結果について争う機会が与えられないというのは、大学の裁量の範囲を逸脱している可能性があり得るように思われ、その点で大学の責任を追及できる余地があるかもしれません。

  • 相談者 247136さん

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    西田先生、アドバイスありがとうございます。

    本日、再度、大学の主任、担任と、私と長男で
    面談してきました。

    長男の言っていたことは事実でした。
    ペーパーを見て解答を作成したわけではない、
    単に、床に落ちただけ、
    という、共通認識でした。

    カンニングの認定が杓子定規というか、
    あたかも、万引き犯を死刑にするような
    懲戒処分であり、私は納得していません。

    長男の大学は都内の医学部単科大学ですが、
    私自身は医者でも開業医でもなく、平凡な額
    の給料をもらっている者ですので、お金持ち
    なんだろうから445万円ぐらい余計に出しても
    構わないだろう、なんて思わないでください。

    裁判手続き自体よく知らないのですが
    興味はありますので、とりあえず、調停
    が可能かどうか調べてみようと思っています。

    いろいろ調べても、大学の停学、退学などの
    懲戒に対する裁判事例があまり見つからないのが残念です。
    もしどなたか、判例などご存じであれば
    教えて頂けるとありがたいです。
    私たちが不利であり、裁判しても意味がない
    可能性が高いことは重々承知しています。

    引き続き、
    アドバイスなどありましたら宜しくお願いします。

  • 弁護士ランキング
    大阪府3位
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     お調べになったかもしれませんが、昭和35年6月28日最高裁判決は、昭和31年9月18日,奈良学芸大学の微分積分学の受験中に,控訴人が答案第3問を記載するために予め鉛筆書きしておいたセルロイド下敷の一部を写したとみられる行為を試験監督の同大助教授が試験中における不正受験(カンニング)として摘発し発生した事件において、「①カンニング行為をした学生に対して,学生の本分に反するものとして,奈良学芸大学学則41条1項4号を適用したのは違法ではない。②国立大学の学生のカンニング行為に対してどのような処分をするかは,学長の裁量にゆだねられた事項であり,退学処分が社会観念上著しく妥当を欠くものとは認めがたい。③国立大学の学生を退学処分に付するに当たって,相手方に十分に弁明の機会を与え,補導委員会に,教授会で慎重に検討した上で処分に付した事実があれば,処分手続が不公正であるとは言えない。」と判断しました。
     
     一方で、控訴人の年齢から考えると,当日の問題に関係なくとも下敷に下書きしたものを試験場に持ち込む行為そのものが問題であることを認識すべきであると言われ、他方で、①形式的な弁明の機会にとどまらず,控訴人が本件行為に及んだ理由等について十分にその本意を語る場は確保されていたのか、②教育に携わる者として,控訴人の未来を考え,大学側が如何なる教育的な配慮を行ったのか、控訴人を他学生に対する一般予防として処分しようとする意図はなかったのかの問題点た指摘されているようです。

この投稿は、2014年04月時点の情報です。
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