夫にだまされてした借金

公開日: 相談日:2013年06月14日
  • 3弁護士
  • 4回答

夫は一定の資産があり、あとで返すかわりに医療費をだしてほしいといってきたので、第三者に借金をして医療費や生活費を捻出してきました。しかし、実はこれらはすべて嘘でした。夫は一文無しですべて浪費していました。支払い能力もありません。支払い能力がない以上、借金を夫に代わりに返済してもらえないので、代わりに夫の親や兄弟に支払い請求することができるのでしょうか。

184204さんの相談

回答タイムライン

  • 相談者 184204さん

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    回答ありがとうございます。
    私が債務者となって借金をしています。
    だまされたので、夫に支払ってもらいたいのですが、
    彼には支払い能力がないので、彼の家族に代わりに
    支払ってもらいたいと思うのですが、可能でしょうか。

  • 弁護士ランキング
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    岡田先生のおっしゃる通り、彼の家族が一緒になってあなたを騙したとかでない限り請求は出来ません。請求をしても不当請求ということになるでしょう。督促の態様によってはあなたが恐喝なり,不法行為として損害賠償請求を受ける危険があります。

    詐欺にあったというのであれば,警察に相談するのが却って近道だったりします。実際,なかなか動いてくれませんが(婚姻関係であれば特に)、刑事事件として警察の捜査が入ると,相手も焦って家族に頼み込んでお金を用意してくれるということもあります。

  • 弁護士 A

    注力分野
    借金・債務整理
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    お気持ちはわかりますが、夫本人以外の人には請求できないでしょう。

  • 相談者 184204さん

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    先生方、ありがとうございます。
    それでは、扶養義務を怠った事について、不作為の不法行為に基づく損害賠償の請求はできるのでしょうか。家族は自分で稼ぐ事のできない夫を野放しにしていたから、生活に困って私たちをだまして生活費等を出させたので、それを損害賠償として払わせることはできないでしょうか。

  • 弁護士ランキング
    福岡県3位
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    残念ながら無理です。まともな弁護士で引き受けてくれる人はいないでしょう。仮に請求をすればそれ自体が不当請求として,逆にあなたが相手方の弁護士費用や精神的損害に対する慰謝料を支払う義務すら生じかねません。

    まず,成人に対する第1の扶養義務者は配偶者であり,親などの親族ではありません。あなたの行為は自分の義務を果たしたということだけになります。

    また,扶養義務というのはあくまで扶養される本人に対して負うものであり,第三者(今回の場合はあなた)に対して負うものではありません。従って,仮に親族が夫に対する扶養義務を果たさなかったからといって,それがあなたとの関係で違法になりあなたに対して損害賠償義務を負うものではありません。

    さらに,あなたが借金をしたのは,夫の行為とあなたの行為の結果であり,その結果を第三者に転嫁することは出来ません。法的に言えば,扶養義務の不履行とあなたの損害との間には相当因果関係(このような行為があれば通常こういう結果が生じるのが相当という関係)が欠けています。

    参考までに,遠藤浩ほか『有斐閣双書 民法(8)親族[第4版増補補訂版]』(2004年,有斐閣)329頁以下には,「扶養の順位」としてこのような記載がされています。
    「(2)生活保持義務と生活扶助義務 生活困窮者に配偶者がいればまずこれが扶養すべきである。未成熟子に親がいれば親の資力で不十分な場合にのみ他の親族にも扶養を請求できる。義務者の資力に限度があってすべての被扶養者を扶養できない場合には,まず配偶者や未成熟の子を扶養すべきである。このように生活保持義務は原則として生活扶助義務に優先する。ただし,扶助の順位と程度との密接な可憐からして,当事者の資力と生活状態のいかんによっては,また他の事情のいかんによっては,生活保持義務者(たとえば母)がいても生活扶助義務者(たとえば祖父母)が主として扶養すべき場合もあろう」

この投稿は、2013年06月時点の情報です。
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