離婚、夫の借金について

公開日: 相談日:2019年02月06日
  • 1弁護士
  • 4回答

現在、協議離婚を進めております。
原因は夫の借金です。
夫が婚姻中から私のクレジットカードを使用して買い物やキャッシング(遊興費やギャンブルのための使用)をし、3ヶ月前からその支払いが滞るようになり、その間は私が立て替えました。支払い不能になり夫の親からお金を借りて支払うことになりました。
ただし、夫の親からはクレジットカードを使用させてた私にも落ち度があるから、私が立て替えた分については私に返す道理がないと言ってます。なのでその件については夫婦間で借用書を結ぶように言われました。そこで質問があります。

1. 財産分与請求や年金分割もお互いにしないので、その旨の離婚協議書を作成するのですが、その中に立て替えた分の返済についての詳細も盛り込んだ方がいいのでしょうか?
それとも、借用書は別に作成して公正証書にした方がいいのでしょうか?

2.「クレジットカードを使用させてた私の落ち度」は夫の親が知り合いの弁護士から教示を受けたようですが、私はクレジットカードの使用を黙認してたわけではなく、使わないでほしい旨は何度も言ってきましたし、使途も何度聞いてもきちんとしたことを言わず、嘘をついたりされて来ました。クレジットカードは婚姻の前から私名義で作ったもので、婚姻後は夫婦の生活費のためや私が個人の治療費や仕事の出張費等に使うためのものでしたので、簡単に解約することができず、それも解約しなかった私が悪いと指摘されました。
この場合でも私には落ち度があるのでしょうか?

長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。

759738さんの相談

回答タイムライン

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    1,金銭消費貸借契約の成立を証するものとしては,公正証書ではない離婚協議書であっても,公正証書であっても,価値があります。公正証書にした方が,不履行があったときの債務者からの回収は多少容易になります。

    2(1)クレジットカードについては,本来名義人以外が利用してはいけないものであり(親族であっても),名義人以外が不正利用していることを発見したた場合には,少なくともカードを止めることもできたはずと言われてしまう部分はあろうかと思います。その意味で,対カード会社というところでは,ご質問者様の落ち度は否定できないところです。
    しかし,一番悪いのは不正利用した本人であって,その本人から落ち度を指摘されるいわれはないように思います。
    (2)買い物の内容に関してですが,もしも夫婦で共同で利用するものを購入していた部分があるならば,その部分については,返還の義務はないとされる可能性が一応あります(落ち度の問題ではなく,日常家事債務(民法761条)の問題として)。
    (3)以上より,相手方がご質問者様に返済(損害賠償や不当利得として評価する道もあり得ます)する義務は認められやすそうですが,相手方の親についてはあくまで別人格なので,何ら義務はありません。

  • 相談者 759738さん

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    ありがとうございます。
    1については理解しました。
    2(1)についても理解できました。これは支払いが済んだ分からクレジットカードは解約することにして、離婚後も同じことが起こらないように注意します。
    2(2)の買い物の内容ですが、この件が明るみになってようやく分かったのですが、具体的に物を買った訳ではなく、ギャンブルで負けた分の補填をするために、何かを買ってそれを転売してその利益を作っていたようです。夫婦で共同で利用するものは全くありませんでした。
    2(3)こちらもよく理解出来ました。

    最後になのですが、私としては夫の今までの言動にどうしても信用ができないのと、親や他の借金の返済でお金が無いという所から、借用書を公正証書にしても立て替え分を全く回収できないのではないかと不安になります。
    何か効果的な方法はあるのでしょうか?

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    ご丁寧なお返事及び追加のご説明ありがとうございます。
    2(1)に関して補足しておきますと,一般的に盗難や不正利用があった場合にはカードを止めた上で新しいカード番号でカード再発行という手段もありますので(再発行手数料を取られる場合が多いです),今回のケースがそれに当てはまるかは分かりませんが,参考にしていただければ幸いです。
    2(2)についても了解しました。

    最後の質問についてですが,人的担保・物的担保を設定しておくという手段が考えられます。平たく言えば,相手方の親族等に保証人になってもらう,相手方やその親族等の所有する不動産があれば抵当権を設定させてもらうという方法です。もっとも,相手方本人の不動産以外については,相手方の親族等の同意が必要になってきますが。

  • 相談者 759738さん

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    丁寧なご説明ありがとうございます。
    やはり担保は必要ですよね。
    私もそこまで考えてはみました。
    夫の両親の本音は昨日もお話しした私の落ち度を理由に離婚調停を起こして、私にも支払い義務を負わせるようにと夫に入れ知恵してるくらいなので、連帯保証人や担保提供して抵当権設定の協力は難しいです。
    根拠は分からないのですが、夫の両親が相談した弁護士からは「私の落ち度なら、3割くらいの支払い義務が発生する」と教示を受けたようです。

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    担保の件既にお考えでしたか。それは失礼いたしました。そういった事情ですと,たしかに担保設定の協力は難しそうですね。「少し値引いてあげるから,保証人になってね」という交渉は一応あり得るかも知れませんが。

    離婚調停を起こしたところで,ご質問者様に支払義務を負わせられることにはならない気がします。また,3割というのも正直よく分かりません。(不法行為構成で過失相殺ということなのでしょうか?)

    なお,財産分与・慰謝料・婚姻費用・養育費以外の金銭問題(貸金等)は調停ではあまり取り上げてもらえないですが,調停調書中で財産分与等だけを記載し,うっかり今回の件を記載しないまま清算条項を設けてしまうと,ご質問者様が相手方に請求できなくなることがあります。(これは公正証書でも同様です。清算条項にはご注意ください。)

    そこまで見据えて,ご質問者様に支払義務を負わせる(より正確に言えば,キャッシング債務の支払義務は,対カード会社との関係ではおそらくご質問者様にありますので,相手方に求償・請求できなくなる,という言い方になるかも知れません)ということなのかも知れません。

  • 相談者 759738さん

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    おそらくおっしゃってる不法行為構成で過失相殺のことだと思います。
    私には対クレジットカード会社への不法行為(夫の不正使用を許してたこと)があるので、そのことで支払い義務があると言うことなのかな?と思います。
    財産分与して私の財産を半分もらうよりも過失相殺で支払い義務を負わせた方が金額的にも大きいですし、自分の息子だけが悪いわけではないって言うのを証明したいのかも知れないです。
    私たちは望んではいませんが、もし離婚調停や離婚裁判をすることになっても、離婚とこの不法行為に関する裁判って一緒にできるのでしょうか?
    夫は知ってるか分かりませんが、クレジットカードの不正使用は詐欺罪とか窃盗罪になると思いますし、私もそれなりの刑事罰を受けることになるかとは思うので、お互いにとって良いものではないとは思うんですが。

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    ご質問者様が相手方に請求するにあたって,不法行為構成,不当利得構成,あるいは財産分与の「一切の事情」の一つとして考慮するという構成等,色々考え得るところで,必ずしも過失相殺がされるとは限らないように思います。

    対カード会社という点でいけば,カード会社はご質問者様に通常の貸金債権として請求してくる可能性が高いですが,仮に相手方に対して不法行為に基づく損害賠償請求をする場合,ご質問者様の過失は本来無関係なはずです。

    一緒にできるかという点についてですが,前記の財産分与の中の「一切の事情」という形であれば問題ありません。それとは別個のものという形であれば,金銭債権の請求は基本的には民事訴訟で審理すべきところ,人事訴訟で一緒にやるためには「当該請求(=人事訴訟に係る請求)の原因である事実によって生じた損害の賠償に関する請求」(人事訴訟法17条1項)という要件があります。不貞行為を原因とする離婚請求において不貞慰謝料請求を請求するのが典型例です。相手方のカード不正利用を請求原因事実として離婚訴訟を提起するならば,この要件は一応満たしそうですが,あまり例がないことなので,裁判所がどのように判断するかは分かりません。

    クレジットカードの不正利用については,仰る通り詐欺罪等にもあたり得るところですが,カード会社にとって実害がなく,かつ夫婦間で起きたこととなると,立件される可能性については慎重に考える必要があります。

  • 相談者 759738さん

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    分かりやすいご説明、ありがとうございます。
    必ずしも過失相殺になると限らないというご意見を聞いて少し安心しました。

    先日より教えて頂いた離婚協議書の件、夫への貸金についての担保設定の件等々を念頭において、夫の両親に干渉されることなく離婚手続きができるようにしていこうと思います。

    毎度の長いメールにご対応頂きましてありがとうございました。とても助かりました。

この投稿は、2019年02月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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