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弁護士法人アディーレ法律事務所代表弁護士の石丸幸人(いしまるゆきと)です。
本年9月14日,消費者金融業界に激震が走りました。業界大手で東証一部上場のクレディアが,民事再生手続の申立を行ったのです。これにより債務整理の現場では思いもよらない甚大な災害に見舞われています。
クレディアは,いわゆる過払い金返還債権について,特別扱いはせずに一般の債権と同様の取扱にすることを決定しました。これにより多重債務者は,再生手続によって大幅な過払い金額のカットを強いられることとなりました。立法の不備はあるにせよ,通常の債権と,余分に払い過ぎていた,いわば詐取された金員の返還を同様に取り扱うことには大きな疑問を感じます。また,クレディアに対して過払い金があることを知らない多重債務者の取扱も問題です。再生手続では,一定期間内に債権の届出をしないとその債権は無かったことになります。この規定をそのまま適用するとすれば,過払い金があることに気付いていない多くの多重債務者が権利を喪失するという極めて不合理な結果となってしまいます。
クレディアの破綻により,同社に融資していた多くの銀行も多額の損失を被っています。今後消費者金融業者に対する銀行の融資審査が厳しくなれば,クレディアの後を追う消費者金融業者が続出する危険があります。クレディア大震災の余波は,消費者金融業界や多重債務者を大きく揺さぶっているのです。
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寄稿担当:石丸 幸人 弁護士
所属:弁護士法人アディーレ法律事務所
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このコンテンツは寄稿担当弁護士の責任のもと作成されたものです。弁護士ドットコムは内容の正確性、真実性等について責任を負いませんのでご了承下さい。
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