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弁護士法人アディーレ法律事務所代表弁護士の石丸幸人(いしまるゆきと)です。
昨年の貸金業規制法改正により,約2年後を目処に撤廃が決定した「グレーゾーン金利」。昨年以降,グレーゾーン金利の撤廃を受けて消費者金融業者の統廃合が進む中,債務整理の現場では「過払い金」の返還をめぐって思わぬ影響が出てきています。
中小規模の消費者金融業者を中心として,返還する過払い金額の大幅な減額を主張してくる傾向が強まっています。また,事実上過払い金の返還請求を断念させることを目的として,少額の過払い金の場合に,任意の返還を拒否する業者も現れています。さらに,返還に応じる場合であっても,和解から半年後の返還を主張する業者や,数十回の長期分割による返還を主張する業者も存在します。
過払い金返還請求の増加により経営環境が著しく悪化した消費者金融業者ですが,今後グレーゾーン金利の撤廃によって,経営環境の悪化に拍車がかかることを懸念し,現時点においてこのような現象が生じているのです。
今後,消費者金融業者の再編や廃業は加速することが予想されるため,すべての方が過払い金の返還を受けることは困難な状況に陥っています。過払い金の請求は,「早い者勝ち」というのが実情のようです。
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寄稿担当:石丸 幸人 弁護士
所属:弁護士法人アディーレ法律事務所
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このコンテンツは寄稿担当弁護士の責任のもと作成されたものです。弁護士ドットコムは内容の正確性、真実性等について責任を負いませんのでご了承下さい。
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