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キラキラネーム、みんなの思い「親のせいで一生苦しむ」「親の愛情が反映されている」
写真はイメージです

キラキラネーム、みんなの思い「親のせいで一生苦しむ」「親の愛情が反映されている」

難読な名前などの「キラキラネーム」について、改名手続きを解説した弁護士ドットコムの記事(「いじめ、就活…キラキラネームで辛い思いをしたくない! 改名するための手続きまとめ」https://www.bengo4.com/c_3/c_1340/n_6038/)に、読者から多くのコメントが寄せられました。当事者にとっては深い悩みとなることもあるキラキラネームをどう考えればいいのでしょうか。読者コメントを紹介します。

●「親の自己中」論

「小さい時は可愛くても、いつまでも子供じゃないし大きくなった時に苦労します」と言う50代女性。名前による寂しさは本人にしか分からないとして「親のせいで一生子供が苦しむこと考えてつけて欲しい」と主張しています。

ある30代女性は「ハッキリ言って親の自己中」と厳しく非難。「キラキラネームで呼ばれて、皆から奇妙な目で見られる事を考えるとかわいそう」と続けた上で、「親の感性を疑ってしまいます」と述べていました。

小学校時代に「キラキラネーム」のクラスメイトがいたという10代女性は「男の子たちから徹底的に虐められてた」と振り返りました。

別の60代男性も「いじめの原因作ってるのは、親の自己満足じゃないですかね、かわいそう」と、名前をつけた親の責任を追及していました。

●森鴎外の家族もキラキラネーム?

一方で、キラキラネームを親の愛情の表れとする意見もありました。

「キラキラネームは、笑いの対象にされがちですが、本当にそうなんでしょうか。私は親の愛情が反映されているものもあると思っています」というのは50代女性。森鴎外の子供に「杏奴」や「不律」という名前があったことを例に挙げて、「外野がキラキラネームだと安易に批判する」べきではないと述べていました。

これに対して、森鴎外は「自身の本名が外国人には発音しづらく苦労したという経緯から子供にあのような名前をつけた」のだと指摘して「安易な批判」とは違うと反論する意見もありました。

そうした中で、ある50代女性は「今時の入学生名簿を見たらキラキラなんて言ってられないよ。漢字で読み仮名なければ絶対に読めない子が小学生なら半数くらい」と、「キラキラネーム」が増えていると語っていました。

●「難読」名字の場合

弁護士ドットコムでは、名前とは別に、変わった名字についての記事(「キラキラネームよりも大変? 名字が珍しくて子どもがいじめに…変更は可能か」https://www.bengo4.com/internet/li_469/)も扱いました。こちらにも多くのコメントが寄せられていましたので、一部を紹介します。

難読名字について、ある40代女性は「私は小学校で名字によるあだ名をつけられ辛い経験をしました」と振り返っています。今では結婚して名字が変わったことで安心しているそうですが、改姓については「祖先の方と親戚に申し訳ない。難しい」とも述べています。

「本当に嫌でした。マイクで呼ばれるとドヨメク、その中を行くのは苦痛以外の何物でもない」と、卒業式や受付での苦い経験を吐露している方もいました。

●「難読」をバネにして成長できる?

こうした中で、「そもそもこんなつまらない事で虐めをするなんて馬鹿げてる」と、名字を馬鹿にする人を断罪する意見(40代女性)もありました。

「真にいけないのは人の名前をそうゆう風に馬鹿にする周りではないのでしょうか?」と切り出した20代男性は、自分も名前でいじめにあったと振り返りながら、いじめの加害者について「周りの人達の人格や性格に問題がある」と分析します。

そうした上で、自身が「ネタに変えたり言い返したりできる」ように成長したことを引き合いに、簡単に名前を変えることで「人間関係的な解決力を養う機会」を失うことになるのではと持論を展開していました。

(弁護士ドットコムニュース)

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